REPORT
2021/09/07
2021/09/07

【2021/9/5】うみまなびオンライン講座 ~海と日本プロジェクト~ 講座⑤と講座⑥を開講しました

 九州大学うみつなぎは、高校生に海や河川についての教養を身に着けていただくため、2021年9月5日に第3回うみまなびオンラインを開催いたしました。 このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

 イベント概要                                   

・開催概要
うみまなびオンラインは、九州大学の教授陣が海や河川にまつわる話を社会・経済・文化などと関連付けて講義する高校生向けの座学です。今回は菅教授及び清野准教授による講座を行いました。
・日程
2021年9月5日 13時~16時
・開催場所
オンライン(ZOOM)
・参加人数
61アカウント(うち中高生 21人)
・MC
宮崎幸汰氏(maiPLA)

 講座⑤「浅海底の視える化で拓く科学」(菅 浩伸 教授)               

 山に登るときは、地図を持って安全なルートを通ります。では海に潜るときには何を持っていくのでしょうか。実は、海の地形は驚くほど知られていません。しかし、海の地形を調べることは、海に沈んだ遺物の調査、災害を事前に予測する防災など、さまざまな応用につながります。今回は、最新のマルチビーム調査の方法と、それによって得られたデータについて、菅 浩伸教授に講義をしていただきました。

 講座⑥  ”磯焼け” 変わりゆく森の海(清野聡子 准教授)             

 磯焼けとは、浅瀬などで海藻類が消失してしまう現象のことを指します。現在、磯焼けが起こる理由も解決策もはっきりしませんが、生態系への影響は大きく、その被害も年々大きくなっています。

 そんな現場の状況について、福岡の海と人をつなぐ活動をしている(一社)ふくおかFUNの平山彪悟氏と、対馬で藻場保全組織の代表を務める鎌田衛氏に話を伺いました。

なお、今回で高校生を対象としたうみまなびオンラインは一段落しました。10月からは一般向けのイベントを開催する予定となっています。今回50名を超える方々に参加いただき、特に高校生の皆様には、これまでの6回の講座が刺激になる内容だったという評価をいただきました。

一般向けイベントでは、海でさまざまな活動をされている方々にスポットをあて、より分かりやすく、楽しみながら海への理解を深める内容にしたいと考えています。