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2024/01/29
2024/01/29

【2023年11月11日】九州大学うみつなぎプロデュース!新宮高等学校の生徒がユース水フォーラムアジアに参加し発表を行いました!

2023年11月11日に熊本市で開催された水をテーマとした国際交流イベント『ユース水フォーラムアジア』に九州大学うみつなぎと共同で研究を行っている福岡県立新宮高等学校の生徒2名が参加し、自分たちの研究についての発表を行いました。

ユース水フォーラムアジアには、韓国、インドネシア、日本からの高校生が参加し、世界の水問題についての話し合いが行われました。

【外部リンク】 特定非営利活動法人 日本水フォーラム ニュース(2023/11/22)https://www.waterforum.jp/news/21229/

ユース水フォーラムアジアに参加した福岡県立新宮高等学校の久保優葉さんと阿部遼汰さんから感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。

ユース水フォーラムアジアへの参加報告

私たちは自然海岸の必要性を研究するために自然海岸である新宮海岸で、海岸に生息する生物について調査しています。調査ではピットフォールトラップを仕掛けたり、ざるを使って砂をすくい、振るったりして生物を採集しました。採集した生物の中には浜特有の生物のほか、ハマスズや、オサムシモドキなどの絶滅危惧種も多くみられました。また、約半年間フィールドワークをおこないましたが、外来種の生物が一度も確認できませんでした。これらのことから私たちは、自然海岸である新宮海岸には生物が生育することができる環境が残っており、日本本来の従来の自然環境が維持されていることがわかりました。しかし、私たちが新宮海岸の砂浜をフィールドワークする中でもっとも多く目にするものは昆虫でも、ほかの生物でもなく、ガラス片やプラスチックなどの漂着ゴミです。新宮海岸には南西から流れてくる対馬海流によっておおくのものが漂着します。そのなかにはほかの島にしかない貴重な植物も含まれていましたが多くが人工的なごみです。この問題は日本だけでなく世界中で起きており解決される必要があります。海にゴミを投棄することは海に棲む生物だけでなく、めぐりめぐってほかの生態系やヒトの生活に害を与えるので、海・水の保全という観点からもプラスチックゴミをできるだけ出さないという意識から心がけ行動に移すことが大切だと考えます。

今回ユース水フォーラムアジア(2023.11.11熊本市)に参加し、私たちとは全く違う方法での、水保全の活動を知ることができました。特に韓国の方々は、各家庭で行える水をキレイにするフィルターの配布やマイクロプラスチックの活用など広範囲での活動をされていて同じ高校生とは思えないほどでした。ほかにも、市や学校をまきこんでの活動を多くされており、感銘を受けました。今回の活動に参加し、改めて伝えることの大切さを実感しました。私たちだけが環境保全の活動をしても意味がありません。より多くの人たちとともに活動することで成果が出るのだと思います。そのためにもより多くの人たちが環境保全について知ることが重要です。多くの人たちに環境問題の現状について知ってもらうためにも、今自分たちが研究していることで得られた結果を伝える必要があると思いました。これからもこのような発表できる場に積極的に参加したいです。またユース水フォーラムアジアで得られた知識を自分たちの研究に生かし、より充実した研究にしていきたいです。

福岡県立新宮高等学校 久保優葉 阿部遼汰

私たち九州大学うみつなぎは、これからも世界規模の目線に立ち、個々の活動に取り組めるユースの育成に挑戦していきます。

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