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2024/12/05
2024/12/05

【2024年12月26日】「鳳凰高校×九州大学 旨魚!南さつま 深海魚大解剖 ~深海魚で学び,深海魚の味を楽しもう!~」

九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センター(以下、九州大学うみつなぎ)は、2024年12月26日(木)に、未利用魚となってしまっているが”実は美味しい深海魚”の普及と利用促進を目的に、鳳凰高等学校(鹿児島県南さつま市)と協働し、『旨魚!南さつま 深海魚大解剖 ~深海魚で学び,深海魚の味を楽しもう!~』を開催いたします。

鹿児島県南さつま市は、特産品のひとつとして「深海底曳網漁」と呼ばれる漁法で漁獲される深海エビの一種、タカエビ(標準和名:ヒゲナガエビ)が有名です。底曳網漁では様々な深海魚が混獲されますが、知名度が低く調理方法も知られていないため購買意欲につながらず、多くの深海魚が未利用魚となっています。そんな憂うべき状況を打開すべく、南さつま市では市を挙げて深海魚の価値の普及活動を行い消費拡大に取り組んでいます。(https://www.unmaka373.com/

鳳凰高等学校サイエンスクラブでは、2021年度から南さつま市やかごしま深海魚研究会と連携して、南さつま市で水揚げされる深海魚のブランディングに取り組んでいます。一般社団法人海洋連盟が主催する『うみぽす甲子園2023』では、深海魚の利用促進を呼びかけるポスター作品を投稿し、ファイナリスト賞に輝きました。(https://umipos.com/koshien/2023/result.html

私たち九州大学うみつなぎの統括プロデューサーである清野聡子は、うみぽす甲子園の審査員を拝命した際、鳳凰高等学校サイエンスクラブの作品に感銘を受け、未利用深海魚の普及活動に貢献すべく今回のイベントで協働をさせていただく運びとなりました。 このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

<参加申込フォーム>
こちらよりお申し込みください。 
https://forms.gle/J62RkCuaSGJSui5N8
*10組限定・応募多数の場合は抽選となります。

<開催概要>
日時  :2024年12月26日(木)10:00~14:30(受付開始 9時30分~)
会場  :鳳凰高等学校  〒897-1121 鹿児島県南さつま市加世田唐仁原1202
アクセス: 加世田バスセンターより徒歩で約15分/鹿児島交通「鳳凰高校前バス停」下車すぐ
対象  :小学5年生~中学3年生
定員  :10組(1組あたり保護者含めて2名まで)
参加費 :無料(昼食含む)
主催  :鳳凰高等学校サイエンスクラブ(https://hooh.ed.jp/info/
共催  :南さつま市、鹿児島県漁業協同組合南さつま野間池支所、九州大学うみうなぎ (https://umitsunagi.jp)

<プログラム> 
<第1部> 10:00~11:30 深海魚の解剖に挑戦してみよう
ゲスト:清野聡子(九州大学准教授・九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)
<第2部> 12:00~14:30 深海魚の料理に挑戦してみよう
ゲスト:西海晴(鹿児島大学水産学部・2019年度 鳳凰高校卒業生)

<第1部ゲスト>
清野 聡子(九州大学准教授・九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センター

沿岸・流域環境保全学、水生生物学、生態工学。特に、漁場の開発と保全の調整、希少生物生息地の再生、地域住民や市民の沿岸管理への参加、水関係の環境計画や法制度。地域の知恵や科学を活かした海洋保護区を研究。

<第2部ゲスト>
西 海晴(鹿児島大学水産学部・2019年度 鳳凰高等学校卒業生)
幼い頃から生き物が好きで、当時から魚が大好きだった。大学生になってから生物としてだけではなく、食材としての魚の魅力にも取り憑かれ、約300種以上の魚類を食べて記録に残し、未利用魚や深海魚等の魚食普及活動にも取り組んでいる。2024年には間借りにて、“五感で魚食を楽しめる”飲食店「魚食発信基地|オサカナばんざい」をOPENさせた。

<団体概要>
団体名   :九州大学大学院工学院工学研究院付属環境工学研究教育センター
URL    :https://umitsunagi.jp/
活動内容  :九州大学うみつなぎは、中高生に対する海洋教育を通じて国際的に活動できる「海の精鋭」を育成する活動を行っています。日本財団・海と日本プロジェクトの補助事業として、九州大学が主催し、九州を中心とした各学校・関連団体・沿岸地域との協力体制を築きつつあります。「海の総合知」を目指し、特に海洋ごみ問題に積極的に携わり、地域から国内、国際をつなげています。磯焼け、漂着生物、海洋地形もテーマです。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/