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2023/08/21
2023/08/21

第21回 海辺の教室 in福岡・宗像親子ビーチコーミング教室~”砂浜の宝さがし”で自由研究~をむなかた子ども大学で開催しました!

九州大学大学院工学研究院附属環境工学研究教育センターは、多世代を対象とした海辺でのレクリエーションの活性化を目標に、2023年7月21日(金)、海の道むなかた館、北斗の水くみ海浜公園にて『第21回 海辺の教室 in福岡・宗像』親子ビーチコーミング教室~”砂浜の宝さがし”で自由研究~を開催いたしました。

開催地である宗像市は、海の再生事業に取り組みながら、近年の急激な海の変化への提言や情報を国内外に発信するため毎年秋に宗像国際環境会議(https://www.munakata-eco.jp/)を開催しています。九州大学うみつなぎ統括プロデューサーである清野聡子(九州大学工学研究院准教授)も宗像国際環境会議実行委員会の一員として、宗像市と協働してこれまでいくつもの調査や環境プログラムを展開してきました。

本催事は、宗像市が運営する”むなかた子ども大学”の夏の課外授業の一環であり、夏休みを迎え海への関心が高まるなか、子どもを持つご家族にビーチコーミングを通して新たな海辺の楽しみ方を提案するものです。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要                                    

開催概要

宗像市が運営する”むなかた子ども大学”の夏の課外授業の一環として、九州大学うみつなぎが協働し、親子でビーチコーミング(海辺の宝さがし)を楽しみ、拾ったものを標本へと作り上げていく体験教室

日程

2023年7月21日(金) 13時~17時

開催場所

海の道むなかた館(ビーチコーミング:北斗の水くみ海浜公園)

参加人数

子ども10名、保護者7名 合計17名

講師

清野聡子(九州大学准教授・九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)

共催

むなかた子ども大学(https://munakata-kids-unv.jp/
海の道むなかた館(https://searoad.city.munakata.lg.jp/index.html

海辺で宝さがし!ビーチコーミング!

福岡の玄界灘沿岸部では、アジア諸国からも漂着物が流れ着くため砂浜の宝さがし”ビーチコーミング”が古くから親しまれています。

当日は夏の暑さが心配されましたが、海辺では涼しい風が吹き絶好のビーチクリーン日和でした。

海岸についてすぐに子どもたちは次々と漂着物を見つけていました。見慣れない形をした「菱の実」は特に人気を集め「コウモリみたい!」「怒った顔みたい!」と誇らしげに見せあう姿がありました。

 また海岸の漂着物だけではなく、砂丘に咲くハマゴウなどを見つけては、清野聡子准教授(九州大学うみつなぎ統括プロデューサー)から、その花の魅力やかつて生活で利用されていた風習など、幅広いレクチャーが行われていました。

ご参加いただいたご家族からは、これまで気に留めていなかった貝殻や漂着種子がこんなにも種類が豊富であると知らなかったなど、喜びの声をいただくことができました。

標本製作:それぞれの個性が光る作品たち

ビーチコーミング後は海の道むなかた館へと場所を移し、各々に集めた漂着物を洗浄して標本づくりにとりかかりました。

同じ海岸にあったものでも、それぞれに着眼点が違い色とりどりの石をたくさん集めた子どももいれば、大小様々のイカの甲を集めてきた子どももいました。貝殻を多く集めた子どもたちは形や色を観察しながら種類分けをして、図鑑で調べながら貝に名前をラベル付けて立派な標本を作り上げました。

製作に集中する姿を見守るお母さんからは、「貝殻や漂着物にこんなにも興味をもって取り組むとは思っていなかった。」と感心する声をいただきました。

特別展示「宗像・玄界灘の漂着物の世界展」もやっています!

2023年7月12日から10月29日まで期間限定で、海の道むなかた館と九州大学生態工学研究室が協力し、むなかた館の体験学習室で「宗像・玄界灘の漂着物の世界展」~漂着物は海流や風や地形のおかげで海岸にやってくる~の特別展示を開催しています。

宗像市や、旧宗像郡で拾われた貝殻や頭足類の殻や甲、樹木が化石化してできた珪化木、海流で運ばれてきた南方の種子、諸外国で製造されたペットボトルや漁具などのプラスチック類、漂着物学創始者の石井忠氏が遺した貴重なコレクションの動画など、漂着物にまつわる様々な展示を行っております。

海流に恵まれた玄界灘を肌で感じることのできる企画となっておりますので、足をお運びいただけましたら幸いです。

参加した子ども・保護者からの声

【子どもからの声】

・ひろうのがたのしかった。
・いろんなものがひろえてうれしかった。
・海辺にもお花が咲いていてうれしかった。
・貝の名前が知れて楽しかった。
・いろいろなカニや貝やイカなどが見れたので楽しかった。

【保護者からの声】

・珍しい貝が見れて勉強になった。
・いつも気にして見ていなかったけど小さなプラスチックがいっぱいあった。