REPORT
2023/09/04
2023/09/04

環境問題を解決するためのこれまでとこれから(室原一仁氏)|海の学びステップアップ!午前の部

2023年8月10日に、九州大学 にて開催された海の学びステップアップの発表です。

発表者:室原一仁氏(九州大学農学部2年生/maiPLA)

発表要旨

 小さいころから生物や自然が好きで、特に海や川の生き物が好きでした。中学生になってからは生物の研究にも興味を持ち、アマガエルの体色変化についての研究発表を行ったところ、これが福岡市から賞をいただくことになりました。この経験からさらに生物の研究をしたいと考えるようになり、SSH(Super Science Highschool)である福岡県立城南高校への進学を決めました。城南高校ではすぐに生物部に入部し、屋久島で採取された菌類についての研究を行い、この高校の研究でもいくつか賞をいただきました。

このように生物への探求心は強くなる一方で、よく行く場所に落ちているたくさんのごみには心を痛めていました。そんな時にうみつなぎと出会い、海ごみの現状、川と海の関わりなどを学習しました。高校生の時に参加したアジア・太平洋水サミットでは様々な方とディスカッションや意見交換などを行い、自分の知見を広げることができたと思っています。

大学に進学してからは、うみつなぎで学んだことを役立てたい、大学で環境問題に取り組みたいと考え、学生団体maiPLAに加入しました。maiPLAでは福岡をはじめ、幅広い場所で行う清掃活動、地域の方や子どもたちに海の問題について知ってもらおうという啓蒙活動、宗像国際環境会議に参加して全国の学生と議論し、知見を広げるという分科会を行っています。

今後は、宗像国際環境会議での運営・企画からの参加、地域のワークショップ、生物や海ごみについての調査研究を行いたいと思っています。また、大学では生物や環境への理解を深め、将来は生態系を守るような仕事に従事したいと考えています。