REPORT
2023/09/09
2023/09/09

イントロダクション(主旨説明)|海の学びステップアップ!

2023年8月10日に開催された海の学びステップアップ!の主旨説明です。

全文

九州大学うみつなぎ統括プロデューサーの清野と申します。このたびは台風が来て大変じりじりした気持ちでおりましたが、その中でも、今ご紹介しましたようにハイブリッド・ミーティングという形で開催いたします。

九州大学うみつなぎでは、多世代のみなさんと一緒に海の学びを進めていく。それを今年度の目標にしております。コロナの始まった2020年から海の学びのやり方を試行錯誤してまいりました。その中で、大学がみなさんに教えるということではなく、むしろ、地域の方、あるいは若い人やお年を召した方、そして多様な方から九州大学うみつなぎは活動を支えていただき、お知恵をいただき、そして私たち皆がつながりながら学んでいくことが大事だということを教えていただきました。

今年度は、地域、多世代、多様な方に留意しながら進めてきております。九州大学うみつなぎでは、海の精鋭ということで、若い人たちが海について学び、研究し、実践活動をしながら、有望な若者のみなさんを育てるということで進めてまいりました。その中で、大人たちも一緒に育ってきたという状況です。

現在、私どもが4年目を迎えるにあたって、海の精鋭のみなさんの中で、特にすくすくと育っている方の特徴が見えてきました。もちろんご本人のたゆまぬ努力もあります。そして、周りの人たちが「この人を育てたい」「この人に活躍してほしい」と思う状況づくりを、若い人が身の周りの人たちに伝えたり、あるいは発散したりしていることも分かってきました。

一方で、気持ちがあっても機会がない、あるいはそれを支えてくださる多世代の大人に恵まれないというケースも見えてきました。九州大学うみつなぎでは、すくすくと育っている海の精鋭のみなさんが頑張ってきた中で、ステップを踏むようにひとつひとつのチャンスを確実に対応しながら、それをみんなと共有していくというプロセスが大事ということが見えてきました。

私たち大人や大学の人たちの意識としても、単発で講座に来てもらう、セッションをやる、実践をやるということだけではなく、ある程度計画的に、あるいは戦略的に、この時期にこういうことを学んだ方がこのようにステップアップしていけたら、というものを用意した方が良いと思いました。

まだまだ九州大学うみつなぎのやり方自体が試行錯誤なのですが、今日はハイブリッド・ミーティングということで、すくすく育っている方々の、自分の過程を紹介していただく、そして、支えるみなさんの方から、このように応援をしてきた、このように苦労してきた、こんなアイディアがあるというお話を伺います。

事例としては、地域での小さな活動から始まって、それを九州大学うみつなぎのような形で、みなさんと一緒にやっていく、それをさらに九州大学以外の人たちも注目して、国内での発表や、あるいは国際的な場を作って、そこに参加してもらう、そして、最後には国連の水会議というニューヨークの国連本部でやるような会議に発表に行っていただくというような若者も現れました。

そういう点で、九州大学うみつなぎとしては、4年目に入った現在、若い人たち、そして多世代の海の学びのステップアップ、小さな実践が世界につながる、そういった事例を議論していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。