2023年7月17日(海の日)に開催されたオーシャン・ネイチャーポジティブ・クロストーク本編です。 当日行われた宗像大島でのビーチクリーン活動の報告や、宗像市の紹介をお話いただきました。
出演:宗像市役所秘書政策課出演:宗像ライフセービングクラブ代表 小野義明氏
聞き手:清野聡子先生(九州大学 工学研究院 准教授)
発言要旨
大島でのビーチクリーン活動が沖津宮近くのビーチで行われ、出光興産、宗像市役所、九州大学の皆さんと協力して進められました。
約40分かけてビーチの清掃を行い、現場ではドローンを使った撮影も行われました。ドローン撮影は7年前から始め、観光用のポスターや映像制作など多岐にわたる用途で活用されてきました。最近では河川や海岸の調査にもドローンを使い、ゴミの分布を把握する取り組みを進めています。
ドローン技術は日々進化しており、GPSや安定性の向上により、専門的でない人々にも利用が容易になっています。ドローン撮影の具体的な例としては、真上からの写真や、ビーチの危険箇所の把握が挙げられます。
特に、海岸の状況を見て、子供が怪我をしないような注意喚起の必要性は高いと思います。潮の満ち引きや地形によって危険度が変わるため、ライフセーバーとしての配慮も大切です。ドローンを活用することで、人手が足りない場合のリスク軽減が期待されています。
さらに、近年の波の変化によってサーフィンスポットが減少しており、海洋環境の変化がマリンスポーツに与える影響が懸念されます。ビーチの利用可能な場所が限られてきており、環境保護の重要性がますます高まっていると思います。
このような活動を通じて、地域の人々が協力して海洋環境を守ることが求められていると感じています。ビーチクリーン活動は単なる清掃作業ではなく、地域全体の環境意識を高め、未来の世代に持続可能な環境を引き継ぐための重要な一歩だと思います。
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