去る令和4年4月23日、24日、熊本城ホール(熊本県熊本市)で開催された第4回アジア・太平洋水サミット が開催されました。
期間中、アジア太平洋地域の首脳級や国際機関の代表などが参加し、水に関する諸問題について多くの議論が行われました。
九州大学うみつなぎでは、九州水フォーラム主催のシンポジウム、及びユース水フォーラム九州の展示ブースの運営協力などで参加し、会場の大きさや参加者の熱の高さに興奮を覚えました。
アジア・太平洋水サミットとは
アジ・ア太平洋水サミットは、アジア・太平洋水サミット(APWS: Asia-Pacific Water Summit)は、開催国政府と、日本水フォーラムが事務局を務めるネットワーク組織「アジア・太平洋水フォーラム(APWF)」が共催する、国際的な水問題に関する首脳級会合。アジア太平洋地域の持続可能な発展に向けた道筋や取組みを、水の観点から示すことを目的としています。(https://www.waterforum.jp/what-we-do/apws/)
第4回目となる今回は熊本市で行われ、38か国から要人が参加する国際会議となりました。
公式サイトはこちら https://apwf.org/kumamoto-2022-jp/
サイドイベント
一般公開イベントであるサイドイベントでは、「アジア・太平洋のなかでの九州―水でつながる人たちが語り合う水との持続可能な暮らし」 というタイトルで企業の取り組みや市民活動の過去や今の紹介と。未来へ向けた”九州水フォーラム アジア太平洋水サミット宣言”が提言されました。
分科会
分科会では、『ユースによるリーダーシップ、イノベーション』の部に、九州大学うみつなぎ関連からリンデンホール中高学部の都築マリ彩さんが参加し、活発な議論を展開しました。
展示ブース
展示ブースでは、ユース水フォーラム・九州ブースに、九州うみつなぎ関連から山陽学園高校、長崎東高等学校、城南高等学校の3校が参加しました。
参加校は昨年度の活動成果を英語で発表し、ブース前を歩く人の関心を集めていました。
その他、開会式や閉会式、天皇陛下とのご懇談、といった一般公開されていないプログラムへも多数の高校生が参加し、堂々としたその姿を見せてくれました。今回の参加では、改めて今の10代の意識とレベルの高さを強く感じました。
同時に将来的には国内だけでなく海外との連携も重要で英語によるコミュニケーション、意思表示ができることの大切さを感じました。
これまでオンラインが多かったコミュニケーションを世代と物理的距離を超えてリアルで行えたことは大変意義のあることだと感じました。
第4回アジア・太平洋水サミットで採択された持続可能な発展のための水~実践と継承~ 「熊本宣言」は2023年の国連水会議で世界に向けて発信される予定です。
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