REPORT
【ゲスト:薦田雄一さん】第41回 山の恵と災害防止
2022/08/22
2022/08/22

【ゲスト:薦田雄一さん】第41回 山の恵と災害防止

環境のはなし(MC 中村しぇんしぇ~・清野聡子・松井聡史)
糸島で身近な海。その海やビーチで起こっている問題のこと、ご存知ですか?世界中で話題になっている、海洋プラスチックごみ。糸島の海もその1つ。そのことを、九州大学うみつなぎふくおかのクリエイティブチームが伝えます。

木工作家、林業者 薦田雄一氏

九州大学工学研究院准教授
九州大学うみつなぎ統括プロデュサー 清野聡子氏

本編はこちらから

木工作家であり林業を生業としている糸島市在住の薦田雄一氏にお話しをお伺いしました。

「森と海の繋がりで、ご自身で実感したことや、漁師さんや人との交流などについてお話しをお伺いいただけますか」と、清野聡子氏が問いかけました。

「糸島市では牡蠣が有名ですが、糸島市志摩岐志漁港の牡蠣のブランド名は“森の恵”とあるように、漁業を営む方々は、魚介類は山のミネラルがあって育つということを知っています。

 災害時には、広葉樹ではなく杉やヒノキの人工林が弱いから土砂災害が起こると思われていますが、戦後生活必需として植えられた杉やヒノキが山肌にあり災害から町を守っています。人工林であっても木があることによって濁流が海に流れることを防いでいます。また、夏場には2週間位雨が降らなくても、決して川が干上がることはありません。」と薦田雄一氏より、森の大切さを語っていただきました。

薦田雄一氏の仕事の延長線上にある活動として、年に2回開催されている“THNNING“というイベントでは、間伐材で作られた小物などを販売しています。森では荒廃林などの問題がありますが、地元の木を使うことに意味があることを知っていただけたらと思います。

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