【ゲスト：薦田雄一さん】第43回 プラスチック漁具の解決は木材にあり

環境のはなし（MC 中村しぇんしぇ～・清野聡子・松井聡史） 糸島で身近な海。その海やビーチで起こっている問題のこと、ご存知ですか？世界中で話題になっている、海洋プラスチックごみ。糸島の海もその1つ。そのことを、九州大学うみつなぎふくおかのクリエイティブチームが映像を交え伝えます。

MC : 清野聡子（九州大学工学研究院准教授 　九州大学うみつなぎ総括プロデューサー）
ゲスト：薦田雄一さん（木工作家林業者　moqu_c0mo）

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　「今、議論にもなっている漁業で使われている漁具のプラスチック製の人工物を一部でもいいから森から伐り出した木で作ってもらえたら素敵だな」という清野聡子氏の問いかけに、薦田雄一氏は「勉強不足ですが」、と謙遜されながらも、大変有意義なお話しを提供してくださいました。

　「糸島の人工林では８割が杉ですが、一般的にはヒノキの方が「ヒノキ風呂」などのイメージでヒノキの方が水に強いと思われているようですが、実は杉の方が水に強いのです。酒樽、しょう油樽、しゃもじ、ご飯を入れるお櫃など、生活の水分を閉じ込める容器はだいたい杉なのです。虫に食われにくいし微生物にも分解されにくい成分が入っているようで、昔の家の外壁は杉を使っていました。」

　「ずっと長く水につけても壊れにくい箱とかを糸島の杉で作れたら心地よい循環になるかな」との清野聡子氏の提案に、薦田雄一氏の「勉強しておきます！」と頼もしい声を聞くことができました。

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