REPORT
2022/08/22
2022/08/22

【ゲスト:河合修さん】第47回 糸島の土地開発の中世史

環境のはなし(MC 中村しぇんしぇ~九州大学うみつなぎ 清野聡子 ・松井聡史・三井真由美) 糸島では身近な海。その海で起こっている環境問題のこと、ご存知ですか?世界中で話題となっている、海洋プラスチックごみは糸島の海にも溢れています。その他、気候変動による温暖化が招く海の生物への影響など様々な問題を抱える海洋環境。九州大学うみつなぎふくおかメンバーと先祖代々糸島人の中村しぇんしぇーがゲストと共に海とつながる環境のことを考えます。https://umitsunagi.jp

MC : 清野聡子(九州大学工学研究院准教授  九州大学うみつなぎ総括プロデューサー)
MC:中村萬里( 中村 しぇんしぇ~  KBCラジオパーソナリティー筑紫女学園大学名誉教授 )
ゲスト:河合修さん(伊都國歴史博物館)
アシスタント: みついまゆみ ( 九州大学うみつなぎ クリエイティブチーム)

本編はこちらから

 「遺跡と古代はあまり関係ないように思いますが、近代技術が無い時代の暮らしが未来に繋がるヒントになります。」と清野氏。

「糸島はもともと島の間に海があって入江が入り込んでいました。江戸時代から200年くらいかけて徐々に干拓事業が進められてきました。

 干拓の絵図が残っていますが、それを見ると可也山の麓に沢山の人が集まって干拓の最後の作業である潮止めを行っています。潮止めは堤防を堰き止める作業ですがその最後の工程を行っていた事がわかります。」と河合氏。

 「清野先生の研究で、引津湾あたりはミネラルが多く、そのためプランクトンが多いことが分かっています。牡蠣が美味しいのもそのおかげです。

 次世代に引き継いでもらいたいこととして、牡蠣に「森の恵」という名前がついているように、山から海に流れている水を大切にしてほしいと思います。」と中村氏。

 三井氏は、糸島に伝わってきた文化が本土へ伝わっていきましたが、環境のことも含めこの土地のことを知る人たちを子どもたちに繋ぎたいという気持ちを語りました。

 4回にわたり糸島の海と歴史の話しをしてきましたが、「その土地に住んでいる人がその地に誇りを持つことで自然環境を大事にすることに繋がるのでは」と中村氏が締めくくりました。

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