環境のはなし(MC 中村しぇんしぇ~九州大学うみつなぎ 清野聡子 ・松井聡史・三井真由美) 糸島では身近な海。その海で起こっている環境問題のこと、ご存知ですか?世界中で話題となっている、海洋プラスチックごみは糸島の海にも溢れています。その他、気候変動による温暖化が招く海の生物への影響など様々な問題を抱える海洋環境。九州大学うみつなぎふくおかメンバーと先祖代々糸島人の中村しぇんしぇーがゲストと共に海とつながる環境のことを考えます。
JF糸島漁業協働組合 鹿毛俊作氏
福岡県立城南高等学校 三島邦弘さん
福岡県立城南高等学校 酒井耀さん
九州大学工学研究院准教授 九州大学うみつなぎ統括プロデュサー 清野聡子氏
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城南高校の生徒から100人の大人にインタビューをしていきたいというリクエストをいただき、糸島漁業協働組合の鹿毛さんにお話しをお伺いしました。
「漁協(漁業)協同組合の仕事は、漁師さんが魚を捕ってくるために油を供給したり、漁具を準備したり、魚市場まで魚を運んだり、漁師さんができないところのサポートをすることです。他には、保険や国からの補助金の手続きを行ったり、市場で得た現金の配布や計算、船を買うためのお金の用意をしたり色んな仕事があります。」と鹿毛さんがお話ししてくださいました。
酒井さんから「今、漁港で問題となっていることを教えてくだい。」という質問に対して、鹿毛さんは答えました。「糸島には15の漁港がありますが、芥屋漁港では釣り人が侵入禁止となっています。一部のマナーや行いの悪い人がいたからですが、釣り人が悪いという事になってはいけないので、釣り具店さんや釣りの団体を集めて年に3~4回、海岸清掃を行っています。」
三島さんの「実際に漁をしていて、海ごみについて感じていることはありますか。」という問いかけに対して、鹿毛さんはこう言いました。
「海は表面しか見えないから綺麗に見えるけど、実際は底引き漁で外国のロープなどの漁具がかなり多く、年4~5回、漁を止めてみんなで片付けをします。その量は4tトラック数台もでるほどです。
海の問題はひとつではなく、また日本だけが頑張っても解決しないごみ問題もあり、海外とも協力してごみを出さないという取り組みを広げていくべきだとおもいます。」と酒井くんが、お話しの全体を通して大切なことをまとめました。
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