REPORT
2023/09/04
2023/09/04

国連水会議参加報告とこれまでの活動の報告(都築マリ彩氏)|海の学びステップアップ!午後の部

2023年8月10日に、九州大学 にて開催された海の学びステップアップの発表です。

発表者:都築マリ彩氏(University of California – Davis (*2023/09〜))

発表要旨

私は高校時代に「SDGs服育プロジェクト」という活動をしていました。古着を集めて、古いポリエステルを新しいポリエステルにリサイクルして、新たな服の素材を作るプロジェクトです。半永久的にリサイクルできて環境に負荷がかからないということで、中学・高校合わせて13名で活動していました。

この活動をしている中でうみつなぎとも関わることになり、(第4回)アジア・太平洋水サミットの動画コンテストで選ばれたことで、日本のユース代表として分科会にで発表させていただきました。そこでSDGs服育プロジェクトを英語で発表したのですが、ちょうど国連の水大使の方が話を聴かれていて、それがきっかけで国連に行く機会をいただきました。

それで、2023年に国連水会議に日本のユース代表として参加しました。国連では3日間で240の議題が話し合われ、私たちはユースセッションというところで話をしたのですが、国連にユースが参加することはとても珍しいらしく、1万人の参加者のうち、ユースは300人程でした。私たちが参加したユースセッションは、「ローカルアクション・グローバルインパクト」という題名で、身近なことがグローバルなスケールで広がっていくという内容でした。多くのユースは自分たちの声を届けようという主張が多かったのですが、私たちは何をやってどんなインパクトを生んだのかという発表ができたので、それは良かったと思います。

この経験を踏まえて、世界と日本を比べることがあるのですが、世界を代表する国際機関がユースの意見を積極的に取り入れようとしているという動きに対して、日本もそのようにしていくべきではないかと感じました。若者も社会の一部であり、年を取れば社会人の一部になるので、自分たちの問題として責任を感じるには、若者にも意見を言う場所を提供することが必要ではないかと思います。

(私たちの活動は)はじめは小さい活動で、グローバルにいくとは思っていませんでしたが、小さいことでも行動することが大事だということを実感しました。